ビットコイン円建てで最高値更新！背景に政府閉鎖と円安

はじめに：円建てで見るとビットコインはもっと面白い

2025年10月6日、ビットコイン（BTC）が日本円建てで史上最高値を更新しました。
ドル建てでは横ばいだったにもかかわらず、円建てでは1,860万円を突破。
「なぜ円建てだけが上がったの？」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ビットコインの価格上昇の背景にある「米国政府閉鎖」と「円安」の影響をわかりやすく解説します。
仮想通貨初心者〜中級者の方に向けて、相場の読み方やニュースのつながり方を学べる内容です。

この日、BTCはドル建てで約12.5万ドル、日本円では1,861万円を超え、過去最高値を更新しました。
円建てでは3日連続の高値更新となり、国内の仮想通貨投資家の間でも話題に。

同時期、米国では政府機関の一部が閉鎖され、財政不安が広がっていました。
この影響でドルの信用が揺らぎ、投資家は金やビットコインなどの「安全資産」に資金を移動。
特に現物ビットコインETFへの資金流入が加速し、BTC価格の上昇を後押ししました。

さらに日本では、自民党の新総裁に高市氏が選出され、積極財政への期待から円安が進行。
ドル円は150円台に突入し、ドル建てで横ばいのBTCも、円換算では大きく上昇する結果に。
つまり「ドル安＋円安」の合わせ技で、円建てBTCが史上最高値を更新したのです。

ビットコインはグローバル資産ですが、どの通貨で見るかによって価格の印象が大きく変わります。
今回のように、ドル建てでは横ばいでも、円建てでは最高値という現象は珍しくありません。

また、政治イベントや為替の動きも仮想通貨相場に影響を与えるため、ニュースと価格の関係性を読み解く力が重要です。

仮想通貨の価格は、単なるチャートだけでなく、世界の動きと通貨の力学を知ることで、より深く理解できます。
ぜひ今後も、価格の背景にあるストーリーを一緒に読み解いていきましょう。