
2023年、ビットコイン(BTC)は約420万円前後で推移していましたが、2025年7月現在では史上最高値である1,680万円を突破し、仮想通貨市場に再び熱狂が戻ってきました。
この驚異的な上昇を見て、「今ならマイニングで儲かるのでは?」と考える方も多いはず。特に高性能なGPUを持つ方にとっては、再びマイニング熱が高まる瞬間かもしれません。
この記事では、2025年の最新状況を踏まえ、GPUマイニングが今でも収益化できるのかどうかを、NiceHashの収益計算機を使って検証します。
NiceHash収益計算機とは?
NiceHashが提供する収益計算機は、使用しているGPU、電気代、そして現在の仮想通貨相場をもとに、マイニング収益を簡単にシミュレーションできる便利なツールです。
👇 以下のリンクからアクセスできます
🔗 NiceHash収益計算機
NiceHash収益計算機の使い方

右側のManual Selectionを選択して次の画面に遷移します。

以下は、RTX 3060 Ti LHRを使用したシミュレーションの例です。
- 右側の「Manual Selection」を選択
- 通貨「JPY」を指定
- 電気代「31円/kWh(2025年平均)」を入力
- GPUに「3060 Ti LHR」を選択
- 台数は「1」のまま
- 「CALCULATE」ボタンをクリック!
📉 RTX 3060 Ti LHRの結果:およそ-56円/日(赤字)
つまり、電気代と報酬を差し引いた結果、1日あたり56円の損失になる計算です。
続いてRTX 5090 でシミュレーションをしてみます。電気代は同じく31円/kWhで計算しました。
📉 RTX 5090の結果:およそ-94円/日(赤字)
グラボが高性能だからといって赤字額が減るわけではなく、むしろ増える可能性もあります。
2025年現在、日本の電力コストでは黒字化はかなり厳しいということが分かります。
アルゴリズムの傾向と収益グラフ
計算結果画面をさらに下にスクロールすると、過去1か月間の収益性グラフや、使用アルゴリズムの割合が確認できます。
RTX 3060 Ti LHRでは、「OCTOPUS」アルゴリズムが依然として主流のようです。ただし、GPUによって最適なアルゴリズムは異なるため、収益最大化のためには個別に確認することが重要です。


Widgetsがあったので設置します
わざわざNiceHashのページに行かなくても、以下のフォームで実際に計算ができます。
まとめ:ビットコイン高騰でも収益化は一筋縄ではいかない
2025年7月現在、ビットコインが史上最高値を更新しているとはいえ、GPUマイニングによる利益は限定的です。特に日本の電気代水準では、家庭用環境での黒字化は非常に難しい状況です。
それでも、「夢を見続けたい」「いつか収益化できる日が来るかもしれない」と感じるならば、まずはNiceHashの収益計算機で現実をチェックしてみましょう。自分に合ったマイニング戦略を練るための第一歩になります。
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