
🎯 はじめに|株では聞かない「ドミナンス」とは?
「ドミナンスって何?株式投資では聞いたことがないけど…」
そんな疑問を持つ方も多いかもしれません。実はこの「ドミナンス」、暗号資産市場特有の指標であり、ビットコイン(BTC)の市場シェアを示す重要な概念です。
最近では「BTCドミナンスが60%を割った」というニュースも話題になっています。この記事では、ドミナンスの意味とその変化が投資戦略にどう影響するのかを、初心者にもわかりやすく解説します。
📘 ドミナンスとは?暗号資産市場のシェア指標
定義と計算方法
ドミナンス(Bitcoin Dominance)とは、暗号資産市場全体の時価総額に対して、ビットコインが占める割合のことです。
例えば、暗号資産全体の時価総額が4兆ドルで、BTCの時価総額が2.4兆ドルなら、ドミナンスは60%。
この数値が高いほど、BTCが市場の中心であることを意味します。
なぜ重要なのか
ドミナンスは、市場の重心がどこにあるかを示す指標です。
BTCが強ければ市場は安定しやすく、逆にドミナンスが下がると、アルトコイン(ETHやSOLなど)に資金が流れている可能性があります。
📊 チャートで見る市場の変化
ドミナンス推移の読み解き
引用: TradingView
以下は、2014年〜2025年までのBTCドミナンスの推移です:
- 2014〜2016年:BTC一強(80〜90%)
- 2017〜2018年:ICOバブルで急落、出川組の悲劇(最低37.64%)
- 2020〜2021年:DeFi・NFTブームで再び低下
- 2025年現在:約59%、再びアルトコインが強まる兆し
このように、ドミナンスは市場のトレンドや資金の流れを可視化するツールとして非常に有効です。
投資戦略の見直し
ドミナンスが下がるということは、資金がBTCから他の暗号資産に分散しているということ。
これは「アルトコインシーズン(Altseason)」の前兆とも言われ、短期的な値動きが活発になるタイミングでもあります。
ただし、アルトコインはボラティリティが高く、リスクも大きいため、銘柄選定と資金管理が重要です。
⚖ ドミナンス低下のメリットとデメリット
メリット
- 投資対象が広がり、多様な銘柄に資金が流入
- 新興プロジェクトや技術に触れるチャンス
- 短期的な値動きが大きく、利益を狙いやすい
デメリット
- 市場の不安定化
- アルトコインの急落リスク
- フェイクアウト(偽のアルトシーズン)に注意
✍️ 筆者の感想|それでもアルトコインは全部ゴミ
正直に言えば、筆者はアルトコインに価値を感じていません。
過去の記事でも書きましたが、暗号資産はBTCだけで十分というスタンスです。
とはいえ、未来は誰にもわかりません。
ETHやSOLなど、有名なアルトコインを少額だけ握っておくというのも、保険的な意味ではアリかもしれません。
📝 まとめ|ドミナンスから見える市場の今とこれから
- ドミナンスは暗号資産市場の「重心」を示す指標
- 60%割れは、分散化とアルトコインの台頭を意味する
- 投資戦略の見直しとリスク管理が重要
- 最終的には、自分の信念と情報収集がすべて
暗号資産市場は常に変化しています。ドミナンスという視点を持つことで、より深く市場を理解し、冷静な判断ができるようになるはずです。
※本記事は、暗号資産や株式などの金融商品に関する情報提供を目的としたものであり、特定の投資助言を行うものではありません。
投資判断はご自身の責任にて行っていただき、当ブログおよび筆者は、いかなる損失・損害についても一切の責任を負いかねます。
市場環境や法制度は常に変化するため、最新の情報をご確認のうえ、慎重な判断をお願いいたします。
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