NiceHashでマイニングできるアルゴリズムを試す中で、「ZelHash」という聞き慣れない名前に出会った人も多いかもしれません。この記事では、ZelHashの概要から、私自身がNiceHashで実際に使ってみた所感、そしてFluxという通貨の評価を踏まえて、“保有する価値がある暗号資産”とは何かを考察します。
🔍ZelHashはFlux専用のマイニングアルゴリズム
ZelHashは、Flux(旧ZelCash)という暗号資産のマイニングに使用されているEquihash 125,4ベースのアルゴリズムです。特徴は以下の通り:
- GPUマイナー向けの設計
- ASIC耐性あり
- NiceHashで「zelhash」として利用可能
Fluxは分散型クラウドの実現を目指すプロジェクトですが、ZelHashはそのネットワークを支えるPoW方式として運用されています。
💻実体験:NiceHashでZelHashを選択しています
実際に私の環境では、NiceHashにてベンチマークを行った結果、ZelHashが最も効率の良いアルゴリズムとなりました。現在もZelHashを選んでGPUマイニングを継続しています。
ただし、NiceHashの仕様上、報酬はすべてBTCで支払われます。つまり、ZelHashでFluxを掘っているものの、Flux自体を保有することは一度もありません。
🤷Fluxを持つ理由が見当たらない
以下は、Fluxに対する個人的評価です:
- 🤔 よく分からないマイナー暗号資産
- 💱 流動性が乏しく、取引所での売却に手間がかかる
- 🌐 プロジェクトの理想とトークンの市場価値に乖離がある
- 💸 報酬がノードとPoWに分割され、マイナーの取り分が少ない
結局のところ、手に入れてすぐBTCに換金するのが最も合理的。Fluxに長期保有するだけの魅力は、現状では見当たりません。
⚡「BTC以外の暗号資産は全部ゴミ」という考えに至る理由
やや過激な表現かもしれませんが、多くのアルトコインに共通する市場構造を鑑みると、この結論はあながち間違っていないように思えます。
比較項目 | Bitcoin(BTC) | 多くのアルトコイン(Flux含む) |
---|---|---|
ブランド力 | 圧倒的 | 知名度が低く、競争激しい |
実需と信頼性 | 投資・送金・価値保存に使用 | 技術的実験段階のものが多い |
保有インセンティブ | 高く、長期保有されやすい | 売却前提で短期保有が中心 |
流動性 | グローバルに高い | 取引所が限られ手間が多い |
このような背景から、「マイナーな暗号資産は掘れるが、持つ理由がない」という状態が生まれてしまいます。
この視点については、以下の記事でも詳しく論じています:
🎯まとめ
ZelHashは技術的には優れたGPU向けアルゴリズムです。NiceHashでも問題なく運用でき、安定した効率を発揮します。しかし、そこで得られるFluxに関しては、保有する意義や将来的な価値が見出せないというのが正直な感想です。
最終的には、「掘るなら効率の良いアルゴリズムを選ぶ」「報酬はBTCで受け取る」「アルトコインには深入りしない」というシンプルな戦略に落ち着きました。
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