
😤 はじめに
2025年9月1日から3日までのNiceHashマイニング結果を公開します。
「NiceHashは儲からない」とか「マイニングはオワコン」とか思っている方も多いようです。実際のところはどうなのかを検証していきましょう。
🔧 構成
CPU: AMD Ryzen 5 3600 6-Core Processor
GPU(1): NVIDIA NVIDIA GeForce GTX 1660
GPU(2): Gigabyte NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
GPU(3): MSI NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti
アルゴリズム:CPUはRandomXmonero、GPUはZelHashを選択しました。
PC全体の消費電力: ワットチェッカーで計測して約450W
稼働時間: 2025年9月1日0時~2025年9月3日24時まで稼働(約72時間)
🎯 結果

24時間あたり 0.00000525 BTCを獲得できました。日本円換算で86.25円となります。
電気代を計算してみましょう。今回は2025年7月現在の全国平均の電気料金を鑑みて、1kWhあたりの料金を35円として換算します。
0.450(kW) × 24(時間) × 35(円) = 378円(1日あたりの電気代)
最終的に電気代378円を支払って86.25円相当のビットコインを獲得という結果になりました。
毎日の赤字は約290円でした。
⚡ ワットチェッカー
PC全体の消費電力を確認する際にはワットチェッカーがあると便利です。
NiceHashのコンソール画面で確認できるのは、あくまでGPUごとの消費電力のみ。PCはGPU以外にもCPUだったりSSDだったりと電力を消費します。
PC以外にもテレビやエアコンの消費電力を確認するのにも使えて何かと便利です。
📝 おわりに
今回のマイニング実践では、1日あたりマイナス290円という残念な結果となりました。
収益化を目指して始めたものの、現実はなかなか厳しく、特に日本国内では電気代の高さが最大の壁になります。
とはいえ、電気代を工夫することでマイニングの効率は大きく変わります。以下に、電気代を抑えるための具体的な方法を3つ紹介して締めくくります。
- 深夜電力プランの活用
電力会社によっては、夜間の電気料金が安くなるプランがあります。マイニングは24時間稼働が基本ですが、夜間中心に稼働させる設定も検討の価値ありです。 - 太陽光発電との併用
自宅に太陽光パネルを設置している場合、昼間の電力を自家消費することでコストを削減できます。余剰電力をマイニングに回すという発想もアリです。 - 省電力型マイニング機材の導入
最新のマイニング機材は、旧型に比べて消費電力が大幅に抑えられています。初期投資は必要ですが、長期的には電気代の節約につながります。
マイニングは「掘る」だけでなく、「どう掘るか」が重要。
これからも、より効率的な運用方法や収益改善の工夫についても掘り下げていきたいと思います。