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NiceHashでマイニングしても儲からない?実測データで見る電気代との収支

🪙はじめに:マイニングは本当に利益が出るのか?

仮想通貨が話題になるたびに注目される「マイニング」。とくにNiceHashは初心者でも簡単に始められる人気のプラットフォームですが、実際に儲かるのでしょうか?今回は、GPUマイニングの収益と電気代の実際を自らの環境で検証した結果をもとに、冷静にその現実を見てみます。


⚙️NiceHashとは?初心者でも手軽に始められるマイニングサービス

NiceHashは自分のPCの計算能力を「ハッシュパワー」として提供することで報酬を得る仕組みです。ユーザーは専用のマイニングソフトを使うだけで、自動的に最適なアルゴリズムが選ばれ、報酬をビットコイン(BTC)で受け取ることができます。


📉RTX 5090での実測結果:マイニングは赤字?

今回は、最新GPUであるNVIDIA RTX 5090を使用して、NiceHash公式の収益計算ツールを使って日ごとの収支を測定しました。

項目日収入電気代日利益
RTX 5090約¥154.68(0.00000893 BTC)約¥234.05(0.00001351 BTC)-¥79.37
  • 使用レート:1BTC = ¥17,320,981.21 (2025年7月現在)
  • 電気代単価:31円/kWh(2025年 公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会の目安)

💥 収入より電気代が高く、1日あたり約79円の赤字となる結果に。

この結果から、「BTCを得ても電気代に負ける」という現実が浮き彫りになります。


🔍なぜ赤字になるのか?理由を探る

  1. 🏠 電気代の高さ
    日本の家庭用電気料金は世界的に見ても高く、31円/kWhという単価では収益を圧迫します。
  2. 💰 仮想通貨価格の変動
    BTC価格が不安定で、短期間で報酬額が大きく変動することも。
  3. 📈 マイニング難易度の上昇
    ネットワーク全体の競争が激化することで、1台あたりの報酬は減少傾向。
  4. 💻 GPUの初期投資と消費電力
    RTX 5090のような高性能GPUは高価かつ消費電力も大きいため、初期コストとランニングコストの両面で負担が大きい。

🎯結論:利益目的なら慎重に、学習目的ならアリ

NiceHashでのGPUマイニングは、電気代との収支を冷静に考慮すると利益を出すのは難しいのが現実です。特に日本のように電気代が高い地域では、赤字になる可能性が高くなります。

ただし、仮想通貨やブロックチェーン技術の理解を深める教材としては非常に有益。趣味や学習目的なら十分に価値があると言えるでしょう。利益を追求するのであれば、電気代の安い地域での運用やASIC採用など、戦略的な対応が必要です。


⛏それでもNiceHashでマイニングをしたい人は…

NiceHashとグラボでマイニングを始める方法を以下のページで解説しています。
合わせてご覧ください。

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